日商簿記

簿記で毎日やること 現金処理編

簿記では紙幣や硬貨以外にも現金として処理する事があります
ここではその処理に仕方を解説していきます

簿記で毎日やること 現金処理編

簿記上、現金として扱うもの

  • 他人振出小切手
  • 送金小切手
  • 郵便為替証書

現金として扱うものを通貨代用証券といいます。

基本的には商品仕入れ、販売編と同様
資産(商品)が増えたので借方左側、 資産(現金)が減ったので貸方右側
と、同じ考え方になります。

他人振出小切手を受け取った時の仕訳

取引 商品1000円を売り上げ、支払いは同社振出の小切手で受け取った
小切手はその証券を銀行に持って行くと、現金に交換してもらえるというお約束になっているので、他人が降り出した小切手でも現金同様の扱いとなります。
小切手を受け取った時は現金(資産)が増えたので借方左側に記入します。

(現 金) 1000  (売 上) 1000

取引 他人振出小切手で仕入れ代金1000円を支払った
他人振出小切手は現金と同様なので、自分の仕入れに利用する(小切手可の場合)事もできます。
現金(資産)が減ったので貸方右側に記入します。

(仕 入) 1000  (現 金) 1000

帳簿の残高と実際の現金とが合わない時の仕訳

取引 5/18 現金の帳簿残高は1000円だが、実際には現金900円だった
会社では帳簿上の現金(帳簿上残高)の金額と、実際に会社にある現金(実際有高)が
一致しているかを、定期的に調べて、もしも金額が一致しなければ帳簿上残高と実際有高とが一致するように修正します。
現金過不足という勘定科目で処理をします。
今回の取引のように少ないので増やしたい場合は借方左側に記入します。

(現 金 過 不 足) 100  (現 金)100

取引 5/18 現金の帳簿残高は1000円だが、実際には現金1100円だった
現金が帳簿残高よりも多い場合は
減らしたいので貸方右側に記入します。

(現 金)100  (現 金 過 不 足) 100

取引 5/18の現金の不足が後日仕入れの記入漏れが100円が判明した
5/18に現金過不足として処理をしており、数字は合っていますが現金過不足の原因が判明したので、5/18の現金過不足の仕訳をクリアーにして仕入れを記入します。
資産(商品)が増えたので借方左側
5/18に増やした現金過不足を減らしたいので貸方右側

(商 品) 100  (現 金 過 不 足) 100

取引 5/18の現金が多かった原因が売掛金の記入漏れ100円と判明した
同じく5/18に現金過不足で処理済みですが 
売掛金の記入漏れを発見したので修正します。
5/18に減らした現金過不足を増やしたいので借方左側
売掛金(資産)が減ったので貸方右側

(現 金 過 不 足) 100  (売 掛 金) 100 

小口現金(定額資金前渡法)の仕訳

毎日業務を行うにあたり、文房具や交通費などさまざまな雑費が発生しますが
そのつど銀行に引き出しにいってては、大変ですよね 

そこである程度の少額の現金を手元に置いておきます
そういうお金の管理は経理係が行いますが、会社が大きくなってくると部署も複数になり
そのつど経理にお金を取りにいくのも大変なので、部署ごとに小口現金係を決めておき
経理からのお金を預かる人を決めておきます

小口現金係は一定期間ごとに、何にいくら使ったかを経理に報告して使った分を
補給してもらいます このように一定の小口現金を前渡ししておく事を定額資金前渡法といいます。
取引 定額資金前渡法で、小口現金5000円の小切手を振り出して小口現金係にわたした。
小口現金は現金の一種なので
小口現金(資産)が増えたので借方左側記入します。
当座預金(資産)が減ったので貸方右側記入します。

(小 口 現 金) 5000  (当 座 預 金) 5000